若年から発症することも多い女性の脱毛症

女性の脱毛症(薄毛・抜け毛)の方の割合は以前より多くなってきている印象があります。一概には言えませんが、30〜40代で全体の1割〜2割、50代で全体の2割〜3割ぐらい、さらには最近では若い方にも薄毛の悩みを抱えているようです。

 

こうした女性の脱毛症は、男性の脱毛症と比べるとより専門的な診断・治療が必要となってきます。それは、女性の脱毛症は年齢や症状、原因などにバリエーションが多いからです。

 

一般に女性の脱毛症の多くは、更年期を迎えてホルモンバランスが崩れるとともに発症することが多いのですが、それより若年の脱毛症は割合が少ないだけにそれだけ悩みが深刻なことが少なくありません。

 

女性の脱毛症の場合も、早く治療にのぞめば、それだけ治療効果も出やすいので、なるべく早い治療が望ましいことに変わりはありません。

 


一時的な脱毛症

進行性の脱毛症とは違い、一時的に脱毛が起こる場合もあります。抜け毛が気になるようであれば診療を受けて、何が原因か特定することが必要です。なかには生活指導や体質改善だけで症状が好転する場合もあるので、症状が悪化しないうちにケアできれば安心です。一時的な脱毛の原因としては次のようなものが挙げられます。

 

1)精神的なもの(過度のストレス)
2)血流障害によるもの(食生活の乱れや間違ったダイエットなど)
3)病気によるもの(甲状腺関連の病気など、鉄欠乏性貧血など)
4)薬物の副作用によるもの(抗ガン剤やピルなど)
5)頭皮のトラブル(脂漏性皮膚炎など)
6)パーマやヘアカラーなどによるもの

 

こうした一時的脱毛では、それぞれの原因によって治療・対処法が異なるので、まず原因を突き止めることが必要となります。

 

自分に自信がなくなり自己評価を下げることが多い脱毛症

脱毛症は、内臓疾患や感染症などという病気とは違って、治療しなければ身体全体の衰弱をもたらしたり、生命の危機にかかわってくる事態を招くような疾患ではありません。しかし、気に病む人にとっては深刻な症状です。

 

脱毛症に悩む方々の話では「他人の視線が気になる」と訴える方が少なくありません。具体的にいえば、どうも他人の視線が頭部にちらちらときているようです。電車やバス、飲食店などの公共の場所で、知らない人が頭部をうかがっているような気がする。あるいは、自分に向けられたものではなくても「ハゲ」という言葉に過剰に反応してしまいます。

 

このような、頭皮の悩みがない人には理解してもらえない悩みをため込んでしまうようであれば、知らず知らずのうちに対人関係に悪影響を与えていると考えることができます。また、自尊心を損ね、自己評価が低くなってしまう原因ともなるでしょう。

 

こうした精神的な苦痛を感じるようでは、結果的に仕事や交友関係などの社会生活に支障をきたすことにもなりかねません。因果関係のあるなしにかかわらず、異性との交際などがうまくいかない、仕事がうまくいかない、などの悩みが頭髪の悩みと結びつき大きなストレスとなることもあるようです。まだ、そこまでいかなくとも、

 

○頻繁に鏡を見る
○他人の目線を感じたり、他人に指摘されたことがある
○薄毛が原因で、人に会うのが憂鬱
○髪の分け目の薄毛が目立つ
○髪にボリュームがない
○髪をセットしても、ペシャっとなり決まらない
○抜け毛がひどく、このままでは心配
○髪型が気になって仕方がない
○水泳や入浴の後など髪が濡れているのを見られたくない
○洗顔やブラシのときに抜け毛が気になる
○シャンプーする時、髪の毛が抜ける
○朝起きた時に、枕に髪の毛がついている
○ストレスで髪が抜けた
○抜け毛がひどく、このままでは心配
○周囲の人から、髪が薄くなったことを指摘されたことがある
○フケが多い

○育毛剤・養毛剤の効果が全くない
○円形脱毛症に、繰り返しなってしまう
○出産をきっかけに髪の毛が薄くなった

 

などに当てはまることがあれば、治療を検討なさることが、薄毛やハゲを気に病むことから派生するストレスの解消に結びつく近道でしょう。

 

 

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