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アルギニンの摂取で血圧の低下?

血液は血管を通って全身に酸素や栄養分を供給し、また老廃物や二酸化炭素を運び出します。血管はそのための大切な流路で、高い柔軟性を持っています。血管の内径が太くなったり細くなったりすることによって、血圧が変化します。

 

また、体温が高くなると体表の血管を広げて体温を放出し、寒い時は血管を縮めて熱が逃げないようにするのです。さまざまな意味で大切な血管の収縮ですが、これを調整するものが交感神経と副交感神経です。

 

交感神経は心臓の働きを活発にし、血管を収縮させます。副交感神経はそれと反対の働きをします。ストレスを受けると交感神経が活発化しますが、その状態が持続すると血管の収縮が続いて血圧が高くなります。

 

血管収縮や血管拡張作用を持つ物質としては、エンドセリンというタンパク質や、一酸化窒素が知られています。一酸化窒素が体内にあるというのは意外にも思われますが、近年、一酸化窒素が身体のさまざまな機能に作用する生体内活性物質であることが明らかとなり、数多くの研究がおこなわれています。特に血管を弛緩される作用は高血圧対策として注目したいところです。

 

この一酸化窒素の原料となっている物質が、アミノ酸のアルギニンです。アルギニンに酵素が作用して、血管を弛緩させる作用を持つ一酸化窒素が生成します。

 

したがって、アルギニンを摂取すると体内の一酸化窒素が増えて血管が広がる、つまり血圧が低下すると考えられます。実際、ヒトや動物の実験でアルギニンによる血圧低下作用が報告されています。

 


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