アミノ酸 体内 吸収 メカニズム 分解

地球上にはアミノ酸がいっぱい

アミノ酸、タンパク質の形をとったアミノ酸を体内に保持しているのは人間だけではないのです。

 

他の哺乳類、爬虫類、鳥類、魚類、昆虫、植物、海藻、細胞、カビ、プランクトンまでもの生物がアミノ酸を保有しているのです。

 

人と同様にアミノ酸を食事から摂取する必要がある一方で、外界からアミノ酸を取り入れる必要がなく自分自身で必要なアミノ酸を全て作り出してしまう生き物がいるという違いはあるが、自分の形を作って生き続けるためにはタンパク質や酵素が不可欠だからです。

 

しかもそのアミノ酸の種類や構造は生きているすべてのものに共通しています。ですから地球上には地球上で生息している生物が保有しているタンパク質や遊離アミノ酸の量を足し合わせた量のアミノ酸が存在していることになります。

 

反対に地球上の自然界で、生物以外の場所でアミノ酸が生成する場面はほとんど考えられません。ところが生命が生まれる前の地球上ではアミノ酸が出来ていたと想像されます。

 

大気に酸素が存在せずに二酸化炭素や水蒸気と窒素(メタンやアンモニア)が大気の主な成分であった頃の地球上では、落雷などのエネルギーによってアミノ酸が生成したという実験結果のあるようです。

 

数十億年前の地球の海に漂っていたアミノ酸が今の私たちの体内に引き継がれて私たちを生かしてくれているのです。


アミノ酸が体内に分解吸収されるまでのメカニズム

生物の体内ではアミノ酸の多くがタンパク質の形をとっています。人間も自分のタンパク質を作るのにアミノ酸を必要とします。

 

アミノ酸をとるためにタンパク質を食べるわけですが、吸収のメカニズムは、タンパク質の形のままでは吸収することはできません。それらを構成するそれぞれのアミノ酸は数個の結合物まで分解して小腸から吸収するのです。

 

アミノ酸は貴重な資源ですので身体もそれをできるだけ無駄なく吸収するように多数の消化酵素を分泌小腸上皮細胞の表面でも消化を行ないます。摂取したタンパク質のおよそ90%は身体に利用されます。

 

摂取したタンパク質は消化管内で消化酵素の攻撃を受けて食べてから数時間でほとんどアミノ酸に分解されてしまうのです。また、アミノ酸を含む健康食品などを摂取した場合は、酵素の作用を受ける必要がありませんので、そのままアミノ酸の形で生体に吸収されて利用されます。

 

特定のアミノ酸を特に多く摂取したい場合は、そのアミノ酸を多く含むタンパク質を食べたり、アミノ酸サプリメントを摂ればよいのです。アミノ酸は小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に運ばれ肝臓での代謝を受けたり血中を巡り各臓器や組織に利用されます。

 

ただし、グルタミン酸の場合は腸管から吸収されて体内を巡ることはほとんどなく、その代わりに腸管にとって重要なエネルギー源として有効利用されます。


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