アミノ酸 ペプチド タンパク質 アミン類

アミノ酸と関連の深い、ペプチド、タンパク質、アミン類とは?

アミノ酸と関連の深い、ペプチド、タンパク質、アミン類という言葉が随所に出てきます。そこで、これらとアミノ酸の関係を簡単に整理しておきましょう。

 

アミノ酸が数個から10個程度つながっているものをペプチドと呼びます。ペプチドのうち、アミノ酸が2個つながっているものをシペプチド、3個つながったものをトリペプチドと呼びますが、これらも含めてアミノ酸が10個程度つながったものまでをまとめてペプチドと呼んでいます。

 

例えば、グルタミン酸とシステインとグリシンというアミノ酸が1個ずつ結合しているグルタチオンは、トリペプチドです。また、アミノ酸が数十個以上つながったものをタンパク質と呼んでいます。

 

ただし実際のタンパク質でアミノ酸が数十個程度のものは少なくて、それよりももっと大きい、数百個から千個以上のアミノ酸がつながっているのが普通です。タンパク質の中でも、他の物質に働きかけ分解したり、別のものに変える化学反応を引き起こす作用も持ったのを酵素と呼んでいます。脂肪を分解するリパーゼルという酵素がその一例です。

 

結合したアミノ酸の数だけ分子の大きさも大きくなっていきますから、ペプチドではアミノ酸が数個から10個分の大きさになり、タンパク質ではアミノ酸が数十個から千個以上を足し合わせた大きな分子になります。アミノ酸1個でも水の分子と比べると5倍から10倍くらいの大きさがありますから、タンパク質の分子がいかに大きいか想像できると思います。

 

一方、アミン酸というのはペプチドやタンパク質と違って、アミノ酸が結合したものではなく、アミノ酸の分子の一部が酵素などの作用を受けて変化したものです。分子の大きさでいうと、アミノ酸1個分とあまり変わりありません。少し専門的に言うと、アミノ酸が脱炭酸という作用を受けると生成します。

 

例えば、アミノ酸のヒスチジンが酵素の作用で脱炭酸すると、アミンさんの一種で神経の働きに重要なヒスタミンという物質ができます。また、アミノ酸であるチロシンを原料として、脱炭酸などいくつかの反応を経てアドレナリンという物質が作られます。アドレナリンもアミノ酸です。

 

アミノ酸はアミノ酸類と区別されていますが、どちらも分子の中に窒素を含むという点では共通しています。アミン類は、身体の中でアミノ酸が少しだけ変化したものと覚えておけばよいと思います。


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